Saturday, 1 October 2011

洗濯後の縮みについて。

一軒の取り扱い店のブログのなかで、縮みに対してお客様が気にされてしまうような記事掲載があった様で最近シャツの縮みについての問い合わせが多いので縮率をご紹介致します。

今回のワークシリーズ全てが100%Cottonの素材となります。
勿論、織り方により縮率は変わりますが、生地縮率データーに基づきサンプルを作製しております。

また1回の洗濯ではデーターが正確ではない為、サンプルは最低5回の洗濯と乾燥を繰り返し縮みを確認した上での生産となり縮みを考慮した型紙を設計しております。

では、ワークシャツの縮率は型紙より着丈で-2cm(約-2.5%)~-3cm(約-3.5%)/身幅では約-2cm(約-2%)となりますので、通販のお客様はサイズスペックよりパーセンテージでご参照下さい。

実際の製品はプレスアイロンでサイズスペックより、平均1.5%程伸びて上がります。
製品からの縮みは着丈で-3.5cm~-4.5cm / 身幅では約-3cmとなります。


カバーオール、ワークパンツにつきまして。
まず今回は別の特性を持つ2素材を使用している為に型紙の設定が難しかったのですが、洗濯後に自分のサイズが2素材とも問題ないと言えるサイジングで生産しております。

では、素材の特性です。
硫化染め左綾ツイルは仕上げアイロンにより伸ばされ、パンツの脇丈で約3cm(約+2.7%)伸びて製品が上がります。
製品からの洗濯後の縮みは脇丈で約7.5cm(約-6%)となり、型紙からは約4.5cm(約-3.8%)の縮みです。

一方、ダック素材は糸のテンションを強くして硬く織る為に、仕上げアイロンのスチームにより縮みが発生する為にパンツの脇丈で約3.5cm(約-3%)縮んで製品が上がります。
製品からの洗濯後の縮みは脇丈で約5cm(約-4.4%)となり、型紙からは約8.5cm(約-7.3%)の縮みです。

身幅は2素材ともに、製品からで約-3% / 型紙からは約-2%となります。

サイズスペックは型紙寸法でご紹介しておりますので製品の上がり寸法とは異なります。
それを考慮した上で生産しておりますのでご安心下さい。

以上の様に難しい説明となりますが、同じ素材でも色によって縮率は変わります。
縮率に関してのお問い合わせは当店に頂ければ縮みだけではなく、お客様にどのサイズが一番適しているかなどのご提案やご説明を致しますのでお問い合わせ下さい。

バンダナにつきまして
洗濯後にバンダナやハンカチの縮みを気にする方はいないと思いますが、洗濯後に自然乾燥での結果になります。

縦 -0.6cm~-0.8cm(縮率約-1.5%)
横 -0.6cm~-0.9cm(縮率約-1.5%)

抜染プリントは抜染材をプリントし水洗いで洗い落し柄を出す為、その段階で既に縮んだ生地となりますので通常の綿100%の素材にくらべ縮率が小さくなります。

明日のバンダナ入荷が楽しみです!(ご予約のお客様、到着までもう少しお待ち下さい。)

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